STORY 02
熊本ホテルプロジェクト
STORY 02
PEOPLE
このプロジェクトに
挑んだ社員
YUTA
KUNIYASU


総合開発本部
総合用地開発部
國安 裕太
CHAPTER01
ホテルの保有という前例のない挑戦
熊本県では、半導体工場の進出を皮切りに、熊本空港の国際線強化などの交通インフラを充実させるなど、新たな人の流れが生まれています。このようなポテンシャルのある地域で、熊本空港や主要都市へのアクセスのよいエリアに用地を取得し、新たにホテルを開発するプロジェクトに携わりました。これまでの伊藤忠都市開発では、ホテルは竣工後にすぐに売却していましたが、本件では竣工後も一定期間保有するという新たなスキームに踏み切りました。社内やグループ会社との調整には通常時の倍近い時間を要しましたが、長期的な視点で「事業機会を広げていく」非常に意義のあるプロジェクトだと判断され、ゴーサインが出たと考えています。
CHAPTER02
不動産開発の真の川上、用地取得
用地の取得は、不動産開発事業の中で最も川上に位置するものだと考えています。小さな源流をつなぎ合わせて、ひとつの流れにしていく。その流れに乗るように、図面が引かれ、着工され、建物が完成して、河口で一気に幅が広がってみなさんが訪れるようになるというイメージでしょうか。このプロジェクトは、まさに本当の川上の仕事でした。ホテルの事業者や工事の請負業者など、さまざまなステークホルダーとの踏み込んだ協議を行い、互いに協力しながら、コストやスケジュールを何度も調整していき、ひとつの流れをつくっていきました。売主様から「伊藤忠都市開発に土地を売る」と決めていただき、目の前で調印していただいた時の達成感は忘れられません。
CHAPTER03
誠実な対話の積み重ねが築いた信頼
この仕事をする上で大切にしていることは「信頼できる相手になること」です。そのためには、取り繕わない。ありのままを、誠実に伝えること。そのため、売主様や協力会社とは、現在の進捗状況やリスクまでオープンかつ丁寧に伝え、対話を重ねてきました。その姿勢は、社内、チーム内のコミュニケーションでも同様です。総合用地開発部は、メンバーそれぞれの得意分野を把握し合っていることが一番の強みだと思っています。このプロジェクトも、売主様との重要な局面での対話は上司の信頼感と折衷力、私はホテルの知見や運営会社とのパイプなど、それぞれの「得意」を生かしながら、前例のない事業をやりきれたと考えています。
CHAPTER04
泊まりたいホテルを、自分たちの手で
「売るため」ではなく「泊まりたい」ホテルを自分たちの責任でつくる。だからこそ、運営会社との地域の魅力や今後の伸びしろの精査は丁寧に行いました。交通インフラから、観光政策、競合施設の動向まで、かなり踏み込んだ調査をしたんです。ホテルは、ビジネス・観光を問わずそこを訪れる人の「拠点」となる場所。交通の結節点となる場所に建設されるホテルに泊まることで、熊本の活性化にもつながっていきます。「熊本に泊まって良かった。また熊本に行きたい」と感じていただける場所になってほしいと思っています。
EXPERIENCE

土地情報の取得から社内協議、協力会社への契約交渉から売主様との交渉まで、用地取得の一連のプロセスをやりきることができた一番の原動力は、熱意でした。特に、ホテルの運営会社とは、初めての取引。プロジェクトを進める中で、誰もが「もう難しいかもしれない」と感じた局面もありました。それでも、糸口をみつけ粘り強く打ち返していけたのは、メンバーやステークホルダーの一人ひとりが「このプロジェクトをなんとかかたちにしたい」と思っていてくれたからです。この信頼の連鎖が、最終的に土地の売買契約につながったと感じています。
※所属部署・掲載内容は
取材当時のものです。
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