グッドデザイン賞

2012 住まいの健康管理システム「kokokara」

住まいの健康管理システム「kokokara」

受賞対象名:住まいの健康管理システム「kokokara」
部門 / 分類:生活支援のためのサービス・システム

人々の生活の基盤である住まいの中に、心と体の健康を育むシステムをデザイン。「運動」、「食」、「休息」という3要素に着目し、伊藤忠都市開発・タニタ・東京ガスの三社がコラボレーション。住まいながら気軽に健康管理できるシステムを構築した。マンションにタニタの「からだカルテ」を導入することで、WEB上で体の状態を管理できると共にバーチャル歩数イベントのサービスで運動不足解消を図った。また、充実の機能で日々の食生活から健康を支える「ピピっとコンロ」や心地よい微細な霧で疲れを癒す「ミストサウナ」等の東京ガスの設備も導入し、日々の暮らしの中で、手軽に心と体の健康を育むことが可能なシステムとした。

【受賞となったデザイン・環境等に対する物件特徴】

エネルギー効率と利便性の高さを兼ね備えた住設備を採用し、我慢して節約するのではなく、快適な生活を送りながら、低炭素社会の実現に寄与できるシステムとした。ミスとサウナは全身浴の約2倍の発汗効果があり、且つシャワーの数分の一の水量で利用可。高効率の潜熱回収型風呂給湯器エコジョーズも採用し、組み合わせる事で環境負荷をより小さくしました。また、ピピットコンロは高効率バーナーを採用しており、CO2排出を抑えた。

<審査委員評価コメント>

健康管理と環境を大切にすることについては現代の全世代の人々が注目している。居住空間に心と体の健康を育むシステムをデザインするという画期的なアイデアが境界を越えての3社のコラボレーションによって生まれた。「運動」「食」「休息」という3要素に着目し、気軽に健康管理が可能なシステムである。「からだカルテ」「ピピっとコンロ」「ミストサウナ」等魅力的なシステムが一気にまた手軽に全体がシステム化される新しい考え方のシステムとなっている。楽しさと義務感のバランスが新鮮である。